遊牧民と草原!モンゴルのローカル幼稚園で日本文化を伝える:インタビュー
第3回目 🇲🇳モンゴルの保育について🐑
コロナウィルスによる影響が世界規模で広がり続けていますが、みなさん大丈夫でしょうか。
どうか健康で無事で過ごせていますように。
現在は海外にいくこと自体が難しい現状です。
このタイミングでなかなか海外の幼稚園などでの転職や就職は考えにくいのではないか、と思い、勝手ながら1ヶ月ほどお休みしておりました。
ただ、時々見てくださる方もいらっしゃるので、こんな時こそ、海外での保育の情報を知るのも面白いのではないかと思い再開します。
私はこの1ヶ月、色々考えました。
アメリカでの大学編入と自宅保育園開業、自分の子どもについて…
やりたいことがたくさんある!!
でも女性って色々なライフステージがあって大変だけど、こんな悩みも幸せなことかなと思います。
「やりたいことをどのタイミングでするのがベストなのか」夫婦で話し合い、まずは自宅保育園の開業を優先することにしました。
アメリカは州ごとに色々とルールが異なるのですが、保育園の開業はそんなにハードルが高いものではありません。始めた後の方が大変かもしれません。笑
自宅保育園は今準備段階ですが、オープンする際に「なぜ保育園開業に至ったのか」「アメリカで保育園の就労について」「保育園開業までの道のり」などまた記事にしたいと思います!
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では!今回も前回に続いてインタビュー記事です。
はじめに
今回は短大時代の同級生しおりさんにインタビューしました!
短大時代ではクラスは違ったものの、同じダンスサークルで楽しんでいた私たち。ただ、それ以外にお互い何をしていたかはっきり知らず、社会に出て「そういえばしおりちゃんはモンゴルに行ったんだよ」と共通の友達を通して近況を知りました...(笑)
正直、しおりちゃんは砂漠の中にあるテントで幼稚園の先生をしていたのかと思っていたよ。こんな感じの。
現地の幼稚園へ1人で飛び込み、慣れない言語の中で2年間生活していたしおりちゃん。
今回はそんなモンゴルでの様子をインタビューしてまとめたので、どうぞ最後までご覧ください。
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ち:今日はインタビューを引き受けてくれてありがとう!
「モンゴルでの就職経験」というなかなかない、レアな情報なので早速色々聞いていきたい!
学生時代について
し: 学生時代はダンスサークルの他に海外協力に関するサークルに入ってたよ。そのサークルではイベントを開催して、そういった売上のお金をバングラディッシュに支援金として送ったりしてた。1年生の時にスタディツアーでカンボジアとバングラディッシュに行って孤児院を訪問したり、地雷の撤去を手伝ったりして。バングラディッシュは2回行ったかなぁ。
それがきっかけでもっと色々なところに行きたいと思ったよ。
ち:そうだったんだ…ダンスと両立しながらそんなことしていたなんて知らなかった…
短大卒業後の進路
ち:卒業後は確か日本で働いていたような。
し:そうそう。卒業してからは日本の幼稚園で働いてたよ。就職する前から青年海外協力隊に興味があったんだけど、最低3年以上の現場経験を積まないと行けなかったからね。協力隊は色々な枠組みがあるんだけど「幼児教育」の分野で参加するには経験が必須だったんだ。
ち:そういう決まりがあったんだね。
し:うん。それで3年後に応募して受かったって感じかな。
青年海外協力隊に受かった後
ち:いつの段階でモンゴルって決まったの?
し:いくつか面接があって、採用が決まったあとに派遣先が決まるんだよね。私はアフリカ、ベトナムとかよくイメージの浮かぶ東南アジアに行きたかったんだけど、まさかのモンゴルで最初全然やる気出なかった。
ち:ショックだったのか!でも確かに、よく聞く国ではないかもね。旅行でも行ったっていう人聞いたことないかも。
し:うん。一応国の希望を3つまで出せるんだけど、どれにも入らなくて…モンゴル語を勉強して合格ラインを越えないと派遣されなかったんだけど全然やる気起きなかった。(笑)
実際派遣される前に協力隊での研修があって、そこで励まし合いながら頑張った。
ち:実際行く前に現地の様子を知れるのはいいね!
し:うん!現地でも年に1回報告会があってその時に会えて安心したし、今でも同期の友達と繋がっているよ。
実際にモンゴルに行った後の印象
し:街の人の印象はとても人懐こくて温かい。日本ではあまり知られてないかもしれないけどモンゴルってすごく親日なんだよ。
ち:へぇそうなんだー!知らなかった。
し:うん!ローカルのお店で買い物していたりすると「あなた何人?」って聞かれて「日本人だよ」って言うとおまけしてくれることがあったり、何かと優しくしてくれたんだよね。
ち:そういう時「日本人でよかった〜!」って思うよね。私もベトナムいた時、地元の人たちがとても温かくて、近所で毎日通る道に住んでる人はよく顔を覚えて声かけてくれたり、バイクのガソリンなくなってバイクを押して歩いていたらガソリン持ってきてくれたり、すごく優遇してもらった。
アメリカでは時々スーパーやバス停とかで気軽に話しかけられることはあるけど、「何人だから」とかそういう感覚は全くなくて少しさみしい。(笑)むしろここに住んでいるアジア人は英語流暢な人が多すぎて、私が流暢に話せないとイライラされることが多くてその度に凹む。
親日っていいよね…
モンゴルでの生活環境
ち:モンゴルっていうと砂漠のイメージだけど、どんな感じだったの?
し:そうだよね。(笑)季節からいうと夏はすごく乾燥してるけどカラッとしていて過ごしやすい。でも冬はロシアの下だけあって、ー35℃前後くらいの寒さになる。冬は完全防備だった。
ち:え!そんなに下がるの!!寒い!
し:そうそう。でも湖とかが凍って、氷祭りに参加したり結構面白かったよ。
ち:いいね〜!住んでいた場所はどうだった?
し:エルデネトっていう場所に住んでたんだけど… こんな感じ。
ち:え!普通に都会だね!テント、ない!!
し:そうそう、思ってるより、あれでしょ。幼稚園に来ていた人でテントに住んでる子もいたんだけど団地のような場所で暮らしてる人が多かったかなぁ。でも車で1時間くらい走ると田舎の方にいけるんだけど、また景色はガラッと変わる。
し:草原の中に牛とか馬がいる感じ。
ち:へぇー!田舎と都会の融合なんて最高だねぇ。
生活費や物価について
ち:生活費って協力隊から送られるの?
し:そうそう、国や場所によって若干違うんだけど私の場合は家賃は別で、毎月400ドル(約4万円)くらい支給されてた。外食が多い人だときついかもしれないけど、物価が低いので私は普通に生活できていたよ。
モンゴルの幼稚園について
ち:幼稚園の環境や雰囲気はどうだった?
し:現地の公立幼稚園で働いていたんだけど 、子どもの人数は結構大きかったかなぁ。1クラス30〜35人くらい。日本人で派遣されたのは私だけで、担任ではなくて「日本の文化を伝える」というミッションがあったよ。
ち:日本人1人!言葉もモンゴル語で話しにくいだろうしそれは大変だったね。
し:うん、でも先生たちはすごく優しかったよ。私があまり話せないから簡単な単語で教えてくれたり、日本への興味もあるから日本の様子も話したりと結構助け合っていたかなぁ。日本の簡単な歌を一緒に歌ったり折り紙をしたりと充実してた。
ち:それは嬉しいね。やりがいもあるね。働く上で悩むこととかはあった?
し:うん。一般的な教育方針が日本と全く違って。子どもが間違っていることをしていたら手をあげることも少なくなくて。あとはモンゴルは子どもが出演するイベントで賞金を出すことが多くて、何かに出る時先生たちの指導が度を超えていて。そういう部分で悩んでもどかしかったなぁ。
ち:教育的な文化も全然違うね。それは悩むね。
し:そう悩んだ。でも、子どもたちは本当に純粋で。そんな環境でも慣れてくると段々人と人同士の繋がりが強くて、 良いなと思う部分もたくさんあった。昔の日本もこんな感じだったのかなぁと思ったり。
ち:なるほど。でも日本にいると考えないような視点で教育を考えられるっていい経験だね。
し:うん、色々柔軟に考えるようになったかも。
協力隊での活動を経て
ち:今は日本でどんなことしてるの?
し:協力隊終えて、その後英語を使って生活したかったのでオーストラリアへワーホリして。その後、フィリピンのセブ島、ペルー、ドイツ、フランス、インドネシア、ボリビアあたりへ行きたいところに行ってのんびりしてたよ。今はモンゴルで出会った日本人と結婚して、日本にあるインターナショナルスクールで働いているよ。
ち:結構色々なところに行ったんだねー!しかも旦那様とモンゴルで出会ったの!素敵!
し:そうそう(笑)人生の夏休みと思って行けるうちに行きたいところに行こうと思って。
今の職場はインターだと色々な国の先生がいて、色んなやり方や考えがあるから面白いなぁって。
ち:モンゴルでの経験がまた次々繋がって行ったんだね。今はとても海外に出られる状況ではないし、本当に「行ける時に」っていう直感とかその時感じた自分のやりたいことってすぐにやって損なことってないね!
今回はインタビュー受けてくれてありがとう!
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いかがでしたか?
私のイメージしていたモンゴルとは良い意味でのギャップがたくさんあって、驚きました。
いつか行ってみたいなぁ。モンゴル。
次回はオーストラリアの保育園での就労体験された方の記事をアップする予定です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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